民主党の新代表に岡田克也氏が選出された。10年ぶりの代表復帰である。現在の小選挙区制は政権交代可能な二大政党の確立を狙った選挙制度だと思う。一方は幾多の困難を乗り越えて今も存続している自民党。そしてもう一方は野党第一党の民主党。国民に「これなら任せても大丈夫」と言われる党にできるか、党や政府の役職経験豊富な岡田氏の手腕に要注目である。

 私は党員ではなくなったが、国政においては民主党を応援する立場であることは変わりはない。それを踏まえて、そして議員生活を送る中で感じている自民党と民主党の違いは「懐の深さ」だ。敵味方はもちろんあれど、自民党にはそれをまとめて包み込む度量の広さがある。実はこれはイデオロギーにはあまり関係のない二元代表制の地方議会には重要な要素でもある。

 残念ながら民主党にはそれが足りない。そして、それはそのまま「生活感、人間臭さ」がないという評価にも直結する。「生活者の視点」を謳いながらここが欠けてるようでは、真の国民政党にはなり得ない。岡田氏にはそういった部分も改革していってほしいと思う。厳しいようだが民主党には奮起してもらわなければならない、その一念で書いてみた。民主党、甦れ!

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