泉佐野市がふるさと納税の返礼品をめぐって国(総務省)と大バトルを展開しています。
以前のブログにも書きましたが、私はこのふるさと納税の返礼品制度については今もって懐疑的な立場ですし、それゆえ今回の泉佐野市のやり方は本来の趣旨を逸脱しているという意味であまりにもやりすぎでは?と思っています。
しかしながら、「一方的な見解で条件を押しつけ、強引に地方を抑えつけようとする<身勝手>さを示しているのは総務省」と、批判を承知で国と対決している千代松大耕市長の姿勢には“首長としての覚悟”を感じます。
5年前、泉佐野市で行われた全若の役員会・研修会に出席した際に私は千代松市長と名刺交換しました。パネラーとして登壇したディスカッションの場で彼が発した「後ろから刺されるくらいの覚悟で市政を行っている」という言葉に身震いしたことを覚えています。
一方で、懇親会の席では「泉佐野にいらしていただき、本当にありがとうございます」と頭を下げられ、数日後にはお礼状も頂きました。過激さと謙虚さを持ち合わせた方なんだと思います。
覚悟。これが首長として求められる条件だと思います。