悩みました

12月定例会は後半戦に入りました。今日で3日間にわたった一般質問が終了。私はじっくりと拝聴しましたが、各議員が生活に根差した様々な課題に支援策を求めたのに対する高橋市長の答弁が「国や県の動きを注視して・・・」という旨の極めて後ろ向きなものに終始したなという感想です。ある特定の大型施策に対しては前のめりになっているのと対照的です。

今日は一般質問後に追加の今年度補正予算案が上程され、即日の採決となりました。内容は市が独自予算をつけることを表明し、全国的に注目されている子育て世帯への10万円給付と鳥インフルエンザ対策事業です。本来であれば明日からの各分科会で審査→最終日に採決という流れなのですが、10万円給付の事務手続きが定例会最終日を待たずに行われる予定とのことで、昨日、急遽開かれた議会運営委員会で即日採決が決まりました。

本会議→予算決算委員会を経て、厚生分科会には10万円給付分(←今回はまず5万円分)の事業が委嘱されました。

私の質問は2つ。①市長の政治的判断で所得制限が撤廃されたが、今後もコロナ下において実施されるかもしれない子育て支援策で今回のような措置がされなかった場合の影響に懸念がある。対応するのは現場だが、どう説明していくのか?②現金+クーポン券ではなく、全額現金で給付するという自治体もあるが、多様なニーズに応えるためには当市も全額現金給付にすべきだ。

原油価格高騰や米価下落等、あらゆる面で困っている市民の皆さんも多い中で、国で定めた対象外の世帯にまで一般財源という血税を投入し、給付する必要性があるのか?正直、私も悩みました。ただ、子育て世帯は所得に関わらず様々な環境に置かれているという現実を考えれば全世帯に給付すべきと判断し、賛成しました。

厚生分科会は賛成4:反対3というきわどい賛否で「可決すべきもの」とし、予算決算委員会では市の独自給付分を減額する修正案が提出されましたが、賛成少数で否決。本会議で原案が賛成多数で可決されました。

明日は各常任委員会・分科会です。

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

コメントは受け付けていません。