加藤の乱

ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が首都・モスクワに向けて進軍を開始したとの報道。で、すわ!内戦勃発か?と思いましたが、あっけなく撤収していきました。

今回のワグネル反乱で、23年前の「加藤の乱」を思い出した方もいたのではないでしょうか。当時、自民党の実力者で次期首相候補の筆頭と目されていた加藤紘一氏が、野党が提出する森喜朗内閣に対する不信任案に同調しようとした内紛劇です。

この時の森内閣の支持率は超低空飛行で黙ってれば首相の座を手中にできたはずなのに、加藤氏は次期国政選挙での自民惨敗への懸念や平成研究会・橋本派(現:茂木派)との対立の中で決起したのでした。

結局、党執行部の激しい切り崩しにあって加藤氏ら決起軍は国会に赴くことなく内閣不信任案は否決。加藤氏の求心力は低下し、宏池会・加藤派は分裂の憂き目にあいました。加藤氏もワグネルのブリコジン氏も敵陣に最後まで突っ込まずに撤退しましたが、加藤の乱によって森内閣はさらに国民の支持を失うことになったのは事実であり、プーチン氏の政権基盤も今後どう変容していくのか注目されるところです。

今日は午前中、買物支援の件で某ショッピングセンターへ。午後は横手地区少年保護育成員会役員会。夕方は横手かまくらFM「すぽこん」。明日は終日、監査委員業務です。

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