市議選に挑戦する決意を固めたときに政治の師から贈られた言葉があります。「情と理の政治」。理屈にこだわりすぎれば血が通わなくなる、一方で情に流されすぎれば理屈に合わなくなる。情と理のバランスをどのようにとるのかが政治の要諦だ。
二日間にわたった各常任委員会・分科会が昨日終わりました。総務文教では議員間討議をはさみながらの慎重審議となりました。6年度一般会計当初予算は先送りとなった市民会館建設工事の実施設計見直しが焦点となりました。先日のブログで書いたように財源不足が発生し、それを何で補うかが確定していません。そのような状態の中での予算計上でした。
私は設計や積算の前に、しっかりとした資金計画があるべきだと考えます。そのような前提に立つと、それを同時進行しようとする市当局のやり方を認めることは厳しいと思いながら審査に臨みました。
質疑で私は、見込んでいる財源、それを踏まえた財政見通し、合併特例債の期限をからめて今定例会で予算計上しなければならない根拠となるスケジュール、この3つを明示した資料を至急提出しなければ賛否を判断できないし、市民にも説明できないと高いハードルを要求しました。市当局にとっては無謀なものだったと思います。
しかしながら、おそらくお昼もとらずに作成したのでししょう。審査中にその資料が分科会に示され、説明がありました。私はそうした市当局の姿勢を是とし、賛成しました。情と理。まさにそのことを自問自答した結果の判断です。
当初予算案は賛成6:反対1で可決すべきものとしました。振り返ると、やはり休会日に論点整理を行い、資料の提出を要求すべきでした。それであれば、市当局も若干の余裕をもって作成できたと思います。まあ、そもそも資金計画を事前に示して大いに議論した後で実施設計の予算を計上すべきだったという私の考え(理屈)は変わりありません。
産業建設ではラヴゲームという事態が起こったそうです。昨夜大まかな情報は得ましたが、分科会長報告などで詳細を把握したいと思います。
今日の夕方は連合秋田横手湯沢地協の春闘集会に出席、明日は横手北中と横手南中の卒業式に参列します。
P.S.本日、52歳になりました。すっかり忘れていまして昨日になって気付きました。今までは誕生日が近づいてくると、わけもわからずソワソワしていたのですが・・・!