まさに「荒れる春場所」となりました。今日が千秋楽ですが、優勝の行方は新入幕の“ちょんまげ”尊富士と幕内二場所目の“ざんばら髪”大の里という共に大銀杏をまだ結えない新鋭同士の争いとなりました。
大銀杏なしの優勝者は史上初、初土俵からのスピード優勝も史上初(尊富士は10場所、大の里は6場所)。そして尊富士が優勝すれば110年ぶりの新入幕優勝と記録ずくめの場所となります。
で、そのスピード優勝と110年前の新入幕優勝という記録を持っているのが両國勇治郎(故人)です。ゴジラ-1.0に続きスクリーンショットで恐縮です。
最高位が関脇だった両國ですが、調べてみると出身地はなんと旧仙北郡外小友村(今の大仙市、平成の大合併前は南外村)です。さすが相撲が盛んだった秋田県です。
さて千秋楽ですが2敗の尊富士は豪ノ山と、そして3敗の大の里は豊昇龍との一番。尊富士は昨日の朝乃山戦で足首を痛めましたが、今のところ休場という情報は入っていません。無理はしない方がいいと思いますが・・・いずれ将来の角界を背負って立つであろう若武者が賜杯を抱きます。