光に向けて這い進め

「長崎原爆の日」の甲子園に讃美歌が流れました。聖隷クリストファーの校歌は讃美歌393番(54年版)なんですね。

今日は道の駅十文字で連合秋田の皆さんと「核兵器廃絶100万人署名」を目指したティシュ配付活動をしました。何名かの方には署名もしていただき、ありがとうございます!

前々回のブログでも少し触れましたが、広島平和祈念式典での湯崎知事の挨拶は圧巻でした。一部を紹介します。

「自信過剰な指導者の出現、突出したエゴ、高揚した民衆の圧力。あるいは誤解や錯誤により抑止は破られてきました」

「実際、核抑止も80年間無事に守られてきたわけではなく、核兵器使用手続きの意図的な逸脱や核ミサイル発射拒否などにより、破綻寸前だった事例も歴史に記録されています」

「国破れて山河あり。かつては抑止が破られ国が荒廃しても、再建の礎は残っていました。国守りて山河なし。もし核による抑止が、歴史が証明するようにいつか破られて核戦争になれば、人類も地球も再生不能な惨禍に見舞われます。概念としての国家は守るが、国土も国民も復興不能な結末があり得る安全保障に、どんな意味があるのでしょう」

「抑止力とは、武力の均衡のみ指すものではなく、ソフトパワーや外交を含む広い概念であるはずです」

「核兵器廃絶は決して遠くに見上げる北極星ではありません。被爆で崩壊した瓦礫に挟まれ身動きのとれなくなった被爆者が、暗闇の中、一筋の光に向かって一歩ずつ這い進み、最後は抜け出して生を掴んだように、実現しなければ死も意味し得る、現実的・具体的目標です」

「這い出せず、あるいは苦痛の中で命を奪われた数多くの原爆犠牲者の無念を晴らすためにも、我々も決して諦めず、粘り強く、核兵器廃絶という光に向けて這い進み、人類の、地球の生と安全を勝ち取ろうではありませんか」

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