松井秀喜、引退

 松井秀喜が現役引退を表明した。平成初期の甲子園を沸かせ、NPBで10年、メジャーで10年。偉大な記録と、鮮烈な記憶を残して球界を去る。

 松井といえば、甲子園での5打席連続敬遠や巨人時代に3度の二冠王獲得、ヤンキースタジアムデビュー戦でいきなり満塁本塁打・・・等が印象深いが中でも私の心に強く残っているのが、メジャー挑戦を表明した時の記者会見である。

 記者会見で松井は「何を言われても裏切り者といわれるかもしれないが、いつか<松井、行って良かったな>と言われるようにがんばりたい」と語った。自分を“裏切り者”と表現するほど、日本のプロ野球ファンを愛し、気にかけていたのだろう。

 海を渡ったゴジラは説明不要の大活躍でNPBのレベルがメジャーと遜色ないことを証明してくれた。もう、彼を“裏切り者”と呼ぶプロ野球ファンは存在しないだろう。

 20年間、お疲れ様でした。

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