スーパーチューズデー目前!

 アメリカ大統領選挙の予備選・党員集会のヤマ場であるスーパーチューズデーが目前に迫った。直前に行われた予備選・党員集会では民主党がヒラリー・クリントン氏、共和党でドナルド・トランプ氏がそれぞれ勝利し、弾みをつけた。

 それにしても、今回の大統領選は以前と様相が違ってきている。民主党では早くから“大本命”といわれたクリントン氏に“民主社会主義”を掲げたバーニー・サンダース氏が猛烈な追い上げをみせ混戦を演出している。

 一方の共和党では強硬・過激な発言を繰り返しているトランプ氏が第2戦から3連勝して勢いに乗っている。いずれ、共和党の良識ある党員がそれなりの候補を勝たせるだろうという見方を覆している状況だ。共和党の2番手は主流派のマルコ・ルビオ氏と反主流派でティーパーティー(茶会派)が支援するテッド・クルーズ氏が激しく争っているが、早く大同団結しないと“異端”のトランプ氏がそのまま突っ走る可能性が出てきた。

 健闘しているサンダース氏と優位を保つトランプ氏。共に異色の候補がクローズアップされるこの状況は、まさにアメリカ国内に閉塞感が漂っていることを表している。もう「世界の警察」ではなく、国内問題に手一杯。要するにアメリカは疲れている。政治不信は日本以上だと指摘する識者もいる。

 いずれにしろスーパーチューズデー、抜け出したいクリントン、トランプ氏。正念場のサンダース、ルビオ、クルーズ氏。見ものである。それにしても本選がサンダースVSトランプになったら一体どうなってしまうんだろう・・・

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