船出

 昨日は連合秋田議員懇談会の幹事会出席で秋田市へ。会議では多岐にわたる協議事項があったが、「第24回参議院議員選挙の成果と反省について」と「2017年度秋田県政への政策・制度要請について」に多くの時間を割いた。

 中でも参院選の成果と反省では、野党共闘で臨んだ秋田選挙区についての感想というか所感というか、そういうものが出席者それぞれから発言があり、私も思ったところをお話しした。以下はその要旨。

 秋田以外の東北5県では激戦の末に野党が勝利した。その要因を探ってみると候補者それぞれがもともと保守層の支持を持っていたことがわかる。青森と福島は自民党がルーツ、岩手は小沢一郎直系、宮城は現役の医師で宮城県医師会がバックアップ、そして山形は元農水省官僚で農協票があった。だから、3年後の参院選に向けての候補者選びでは、戦略的な意味で保守層をも巻き込むことができるという視点を持ったほうがいいのでは。
 
 と、まあこんな事を言わせてもらいました。奇しくも昨日は民進党の代表選挙が行われた。大方の予想通り蓮舫氏が新代表の座についた。二重国籍問題で多難な船出となったが、きちんと説明責任を果たして前を向いてがんばってほしいものだ。

 コンビを組む幹事長人事はサプライズだった。この手があったか。
 私は安倍政権が長く続いている要因は人事の妙にあると思っている。第一次政権での失敗を糧に、自身の足りない部分を補う意味で菅官房長官、麻生副総理、岸田外相、谷垣幹事長→二階幹事長にその役割を求めた。
 野田氏もその豊富な政治経験で、蓮舫代表に足りない部分を補ってほしいと思う。

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