忠義な猫

 時は明治、浅舞の大地主・伊勢多右衛門が飼っていた白まだらの雌猫が、米蔵を荒らしていたネズミを退治した功績を称えて庭園(今の浅舞公園)に建てられた忠猫碑。私も5年位前に議会広報委員会の仕事で浅舞公園に行った際に偶然、この石碑を見つけた記憶がある。

 数年前から地元有志の皆さんがこの「忠義な猫」でまちおこしをしようと様々な活動を展開していたが、今日、石碑を公園近くに移転した「忠猫の館」がオープンし、平鹿生涯学習センターで記念式典も行われたので私も出席した。

 畑則子さんによる昔語り。

 清原紅蓮隊の殺陣演舞。

 「忠義な猫の会」の中心人物のひとりが平成25年まで市議を務め、私のニューウェーヴ時代の先輩だった堀田賢逸さんである。思い出すのは堀田さんが“忠猫でまちおこしを”という提言内容で一般質問し、当時の五十嵐市長が「まずは地元で盛り上げてください」みたいな答弁をした時のこと。そんなつれない答弁をされたら憤慨するか、落胆するかのどちらかなのだが、堀田さんのすごいのはそれを素直に受け取って本当に地元の方々と本格的な活動を始めたのである。

 その活動によってテーマソングやサブレがつくられ、各メディアもちらほらと紹介するようになり、そして今日を迎えた。今後は「猫の聖地」として「忠犬ハチ公」に追いつき、追い越すのが目標だという。益々の発展をお祈り申し上げます。

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