昨日は決算特別委員会で総括質疑に初挑戦。
歳入についての内容で「市たばこ税」と「元市職員による横領事件に関する弁償金の収入未済額」をとりあげた。
市に入るたばこ税は約5億5000万円前後で推移しており、システム上、収入率は100%という安定した税収である。しかし、市内で消費されているたばこの全てが市税として入ってきているわけではない。
それはパチンコ店の景品たばこ。店舗を全国に展開している大手は本社の所在地で一括購入して各店舗に配送するシステムをとっており、横手で消費されるたばこもその本社所在地の税収になってしまっているという現状がある。それを何とかして“企業の地域貢献”の一環として横手市内からたばこを購入して頂くよう、協力を要請できないか、という質問を一昨年の県議会でとりあげられた事や公社を通してたばこを購入し、地元のパチンコ店に納入しているという群馬県太田市を例にとって、議論した。
市長からは前向きな答弁を得られたので、良かったと思う。自主財源がどんどん減っていく中、少しでも税収を上げる、減収を抑える工夫が必要である。
2番目の弁償金の収入未済額については、一昨年の12月定例会から本会議では議論されなかった話題だったので、敢えてとりあげてみた。その額は約800万円。本人が早急に、きちんと全額弁済するのに越したことはないが、事件前後の状況からいって非常に不安があるという趣旨の質問。
もう一押ししようと思っていたところで時間が来てしまった。1時間与えられている一般質問と違い、総括質疑は30分。あっという間だった。でも、自分なりに中身の濃い議論ができたと思っている。自己採点すれば65点の「可」というところか。
※総括質疑の模様は市HPの録画中継でご覧になれます。