大館市のふるさとキャリア教育

 季節外れの温かさ?が続いていますが、マスクを着用する方もちらほら見かけるようになりました。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。私は昨夜からお腹を下し気味ですが何とかなっています。「元気があれば何でもできる」とは、アントニオ猪木の名言。11月も一週間が過ぎましたが体調に留意しながら元気にがんばりましょう。

 今日は終日、公務でした。まず午前中は市役所本庁舎で大東市議会未来づくり委員会の行政視察受け入れ。

 議会から小野正伸副議長と対応しました。大東市はあの大阪桐蔭高校がある街。ということで、正伸さんが歓迎あいさつで「甲子園ではお世話になりました(__)」と一言述べたら、訪問議員代表あいさつで大谷真司委員長が「決勝戦の応援に行ったが、金足農の応援一色で私たちは完全アウェーだった」と応じ、和やかな雰囲気となりました。

 視察のテーマは「スポーツのまちづくり」。スポーツ立市条例制定の説明役は私でしたので、7年前に議会改革特別委員会で大東市議会におじゃました際のお礼を述べてから説明させていただきました。

 大東市は高校野球の大阪桐蔭、オグシオの三洋電機バドミントン部(パナソニックになった後に活動停止)のホーム、さらにお隣の東大阪市は花園ラグビー場があり、一見スポーツが盛んな地域だという感じがあります。

 しかし、実際は体育館は一つしかなく、一般市民が利用するのに苦労しているという状況や、市民が一体となってスポーツの機運を盛り上げていくのにはどうしたらいいか?といった横手市とはまた違った課題を抱えており、こちらも勉強になりました。

 午後からは公用バスで秋田市へ。年に一度の「秋田県市議会議員研修会」。今年の当番は大館市議会で大館市教育委員会の高橋善之教育長が「大館ふるさとキャリア教育」と題して講演されました。

 秋田県がハイクオリティな学校の授業によって学力日本一であることは知られているところですが、実は人間性、社会性、規律、コミュニケーション力などを総合的に評価する「全国よい子が育つランキング」も日本一なんだそうです。これはまさしく地域の力。こういった世界に誇れる子どもたちが未来人材としてふるさとを切り拓いていく力をつけるために大館市が始めたのが「ふるさとキャリア教育」です。

 特色が様々あったのですが、ひとつだけ紹介するとしたら就学前から大学までの過程の「縦の一貫」と経済界や地域が関わる「横の連携」が見事に交わっていること。

 おこなっている一つひとつの事業は横手市でもよくやっているようなことなんですが、主催者(主体)がバラバラで行政として関わってはいるものの、どうしても点と点というイメージが拭えません。しかし、大館市は行政が主体的におこなっているのでうまくつながっている。そんな感想を持った講演でした。

 最後に「善政は善教に如かず」<権力や財力は一時的に動かす力はあっても、変える力はない。それを持っているのは教育だ、の意>という小畑勇二郎・元秋田県知事の言葉を紹介されました。冒頭、戊辰戦争150年に関連して「もう、官軍だの賊軍だのという時代ではない」という言葉も含め、私にとっては心にしみるお話を聴かせて頂きました。

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