一年納めの12月定例会が開会しました。
以前も書いたとおり、組織機構再編案と横手スキー場廃止案が話題の中心となりそうです。が、今日の本会議では組織機構再編についての質問は出ませんでした。当初の案では地域“局”を地域“課”とし、管理職を減らす方針だった当局が現状維持の体制のままで上程してきたことが一因と思われます。
実は私、農林部の部分で質問を用意していたのですが、なんとなくタイミングが合わず聞きそびれてしまいました。ということで、一般質問に組み入れようかなと思案中です。
一方、横手スキー場については続々と手が挙がりました。私もそのひとり。この案を上程するにあたり、横手スキー連盟や、FM計画推進のための小会議、横手市スポーツ推進審議会といったところと意見交換をし、「廃止はやむを得ない」との意見を頂いた(←スキー連盟は反対)とのことですが、担当部長の答弁によれば、肝心の地域住民との意見交換はしなかったとのこと。
これじゃ片手落ちです。歴史のある横手スキー場は特に旧横手地域の住民にとっては愛着のある施設です。加えて、お隣の湯沢市が行っているようにFM計画というのは、市民の皆さんと丁寧な意見交換をしながら進めていくものです。今回、3年前倒しで廃止するという状況になったならば、なおさら慎重な進め方が求められるはずです。
そこを当局は理解していないと感じざるを得ません。政策会議では誰も異を唱えなかったのでしょうか?市の幹部の方々はその進め方でいいと思っているのでしょうか?住民不在の市政です。
政治判断する時に重要なのは「情と理のバランス」だと私は思っています。この進め方はあまりにも「理」を先行させて、「情」に配慮していません。それを超える納得できる説明がない限り、私はこの案には賛成できません。