新たな森林管理制度

 ここ最近は秋田市に行く機会が多いです。昨日も秋田県林活議員連盟連絡協議会の定時総会で秋田市へ。横手市議会の林活議連の副会長を仰せつかっていることから、佐々木喜一会長と出席しました。

 県の会長は川口一県議。全国の会長でもあります。

 議事はスムーズに進行し、閉会。
 その後は県農林水産部の眞城英一森林技監の講演でした。演題は「森林環境税(仮称)及び<新たな森林管理制度>の導入に向けて」。

 国民全体で森林を支える仕組みとして、森林環境税と森林環境譲与税(いずれも仮称)が創設され、それに伴って来年度から新たな森林管理制度(森林経営管理法)が始まります。簡単にいうと、所有者が自ら経営・管理できない森林を市町村が集約し、管理していくというものです。

 ということで、森林環境税の課税(一人当たり千円)は平成36年度からですが、森林環境譲与税の譲与は来年度から行われます。譲与額の市町村:県の配分割合は平成36年度までは80:20、最終的には90:10で、県は市町村の支援を行うという形になります。

 新制度のイメージとしては、所有者の管理意思がなく、林業経営に適さない森林にこの譲与税を投入し、活用していくというものみたいです。森林が少ない都市部にも譲与税は配分されるようで、その都市部と事業連携していく必要があるとのこと。

 各自治体の取り組みとしてはまずは森林所有者の意向調査から始まる見込みですが、いずれ業務量の増加が課題となるので、実施体制の整備が求められます。

 横手市議会の林活議連としても研修会を行うなどして、新制度の周知や課題の共有を図っていきたいと思います。

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