段取り

またしても、一気に雪が降ってきました。やはり、横手は雪と共存しなければならない宿命なのですね。前向きに捉えてがんばりましょう。

昨日は行政課題説明会がありました。お題は「横手駅市街地再開発事業による公益施設の整備について」。横手市全体の中央図書館としての位置づけという意味で、新たな図書館を建てたいという説明でした。

この構想について、私個人としては今ある横手図書館の老朽化や使い勝手という課題をクリアする意味で現段階で反対ではありません。ただし、昨日の説明の限りでは議会全体として理解されるかどうかは簡単ではないと感じます。

それは、そもそも横手市としての図書館のあり方をきちんと検討していたかどうかに疑問があるからです。昨日は一応、方向性なるものが示されたのですが、残念ながらこの駅東口再開発のスケジュールに合わせて慌ててまとめた、という感覚が拭えないのです。

利用者を中心にした市民の皆さんの意見も反映しておらず、将来展望の詳細の議論もこれからとの事でした。でも、駅東口には図書館が必要だの一点張り。順序が逆じゃないですか。各方面と議論して、方向性をきちんと決定した上で、「やっぱり必要だよね!」となるのがフツーじゃないですか。

順序が逆、要するに今の市政には「段取り」が不足していると思います。その繰り返しでは、行き当たりばったりと言われても仕方ありません。昨日は、今の庁内に先を読む、そしてそれを実行する力のある軍師がいないという現実を改めて感じました。次世代まで待たないといけないのでしょうか。心配です。

そして、再開発全体としては、地権者(民間事業者)の間で“賑わい”のイメージが一致していないという事も明らかになりました。それって、振出しに戻ったという意味じゃないですかね。

この事業はあくまで民間主導でそれを行政が支援するというスタイルのはず。地権者の方々がそのビジョンについて歩調を合わせることが優先されるべきです。

「急がば回れ」という諺があります。真に市民の皆さんのためになる事業にするためには、もう少しスケジュールに余裕を持たせて、じっくりと検討した方が良いと思うのですが・・・

P.S.佐藤誠洋議員が久々にブログを更新しました。いきなりとばしております!

 

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