続 横道世之介

私は同じ映画をあまりリピートしないタイプの人間なのですが、「横道世之介」だけは例外です。そして、「近々また観よう!」と思ってしまいました。

というのは、先週買った小説「続 横道世之介」を読了して、また感動してしまったから。大学を留年してしまったせいで、売り手市場に乗り遅れ、いわゆるフリーター生活をしている24歳の世之介の一年間と、その27年後の東京五輪を舞台にした温かいストーリーです。

世之介のお人好しぶりが前作からさらに拍車がかかっています。だから、彼の周りには笑顔が絶えません。「ダメな時期はダメなりに、それでも人生は続いていくし、もしかすると、ダメな時期だったからこそ、出会える人たちもいるのかもしれない」という世之介の前向きな気持ちが、読者の心をうつのだと思います。

ちなみに、ある回想シーンで与謝野祥子と思われる女性もさりげなく登場します。前作を読んでいる人にはおススメの場面です。ここらへんは作者の絶妙な悪戯心ですね。

「ただ善良であることの奇跡」。続編も映画化を熱望!

P.S.「なつぞら」のおかげで、今週(特に水曜日)は目薬が必要ありませんでした!

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