「かな」ではなく、「考える」

 昨日の地元紙に載った脚本家・内館牧子氏のコラム。タイトルは「この言葉ヘンでしょ(その1)」。

 内館氏が(残念という意味で)最近気になっている言葉づかいを2つ紹介している。ひとつは「させて頂く」の乱用。そしてもうひとつが語尾につける「かな」。これについて、氏は「断定を避ける心理」がこの言葉の裏にあり、その風潮に腰抜け文化の進行を感じる、とバッサリと斬っておられる。

 先日、私は横手明峰中の新築工事を視察した後、ツイッターで「内装は思ったより進んでいました。外壁工事にも取り掛かっています。ぎりぎり間に合うかな」と書き込んだ。そうしたところ、ある方から「間に合うかな・・・ではまずいような気が・・・」というリツィートがきた。

 そう、内館氏のおっしゃり通り、私は自分なりに「工事は間に合う」と判断しながら、「でも、ひょっとしてして間に合わないかも・・・」という思いが一瞬よぎり、「かな」という表現にしてしまった。まさに「断定を避ける」心理、腰抜けである。

 という事でこれからは「かな」ではなく、「考える」とか、「思う」とかなるべく明確な表現を心がけていく!

 

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