お手本

 横手市議会には私のお手本となる先輩議員が何人かいるが、昨日登壇した寿松木孝議員もそのうちの一人である。

 キレがあるのにコクもある発言が持ち味だが、いつも注目しているのが一般質問の前段(←小説のプロローグのようなもの)の部分。今日登壇する木村清貴議員もそうだが、必ずと言っていいほど国政について言及している。

 昨日は「何も決まらない、決めれない」、「自らの身を切ろうとしない」国会に苦言を呈するところから始まったのだが、何より感動したのは東日本大震災により発生したがれきの広域処理について、市民の皆さんに協力を呼びかけた場面。孝さんは久慈市に2年ほど住んでいたそうで、なおさら想い入れが深いのだろう。そして、岩手の友人に言われた「なんで秋田はがれきを受け入れてくれないの?」という言葉が胸に刺さったそうだ。

 実は、私も北上市に2年間住んでいたし、大学を出て入った会社のグループ本社は北上だったので、岩手の友人は少なからずいる。そして、その友人たちも「被災地の現状をわかってくれ、がれきを受け入れないとこの街は復興しないんだ」と言い続けている。

 いま、被災地にいる皆さんが何を必要としているのか。それは様々だろう。しかし、がれきの受け入れはその中の重要なひとつであることは間違いない。孝さんの発言からそれを重ねて認識した。

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