「知らなかった」で済ませた前首相

今週は大雪に加えて、横手市内で新型コロナウィルスの陽性者が確認されました。年末の気忙しい中において、いろいろと心配事が重なりますが、冷静な行動をお願いいたします。

安倍前首相の後援会が「桜を見る会」前夜に主催した夕食会を巡る問題。費用補填について、当時の国会で述べた答弁が虚偽だったことが判明しました。東京地検特捜部は政治資金規正法違反罪で後援会代表を務めている公設秘書を略式起訴した一方で、安倍氏本人を嫌疑不十分で不起訴としました。

一昨日の記者会見で安倍氏は「私の知らない中で行われていたこととはいえ、道義的責任を感じている」として、秘書が自分に事実を隠して報告していたという認識を示しました。中央政界でよくみられる「秘書がやった」といういつものパターンです。

これ、一般社会で通用しますか?国政の最高責任者が何度も何度も、国会で強気の答弁を繰り返した挙句の結果が「嘘でした」では、この国のモラルが持たないでしょう。

にもかかわらず、昨日の衆参の議院運営委員会での説明、質疑を終えて「説明責任は果たした」と胸を張りました。自分で判断してどうする?国会議員も続け、次期衆院選にも出馬するそうです。政治家の出処進退は自ら決めることですが、言葉とは裏腹にまるで責任を感じている態度ではない、と思うのは私だけでしょうか?

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