本日、岸田文雄内閣の発足に先立って菅義偉首相が退任しました。コロナ禍の真っ最中という苦難の時に、この国の舵取りを行う覚悟を決めて職務に精励されたことに敬意を表します。
新型コロナの急拡大や長男の接待問題、国会や会見などでの説明・発信力不足といった批判が集中。内閣支持率が降下し、自民党総裁選の出馬を断念したこと、さぞや無念だったと思います。「安倍には菅がいたが、菅には菅がいない」。就任時に懸念されたことが現実になりました。
それでも、脱炭素化宣言やデジタル庁の創設は時流に即した取り組みでしたし、不妊治療への保険適用方針は苦労人こそが理解する“人に優しい政治”の本領発揮でした。
第二次安倍内閣での官房長官以来の約9年間は心休まる日はなかったと思います。まずはいったん肩の荷を下ろしてほしいですが、党内に勉強会をつくる!と意欲は旺盛のようです。また違う形で“国民のために働く政治家”として活躍していただきたいと願っています。
お疲れ様でした。