朝日新聞が衆議院の解散に伴って引退する(した)議員にインタビューする記事を随時掲載しています。昨日は伊吹文明元衆議院議長。当選12回の自民党重鎮です。
「保守とはどう考えますか」という問いに伊吹氏はこう答えています。
「保守というのは、基本的に非常に謙虚な政治思想だと思う。人は間違うものだから、人が一人で決めたり、政党が排他的に決めたり、独裁者が一人で決めたりするのは極めて危険だ。他の意見に対して寛容であって、いろいろな意見を認めるのは保守の必要条件だ」
続けてこうも語っています。
「党内の若い人たちは、それを十分に理解していない。保守は古いものを守るとか、日本の国家を賛美するとか、日本の歴史は間違っていないとかいうだけの思想ではない」
伊吹氏は誰もが認める「保守政治家」です。それだけに重い言葉です。「保守」とは何か?私も勉強し続けます。