月曜日の全員協議会。議案説明会の後に行われた行政課題説明会での案件は２つありました。
まずは市民の皆さんが心配している駅前再開発Bー１棟（JAビル）での工事施工不良の件。各メディアで報道されていたので報告内容に目新しいものはありませんでした。焦点の国補助金については、是正工事の手法が正式に決定されていない段階でもあり全く不透明です。
そして、安全性の確認のため中断されていた図書館などが入る予定の公共施設（A棟）の工事再開が決定されました。前回、市当局からは「A棟に関しては、工期に余裕があるので予定通り引き渡しできる予定」との説明がありました。しかし私は最近、ある方から「業者さんの手配調整のからみで遅れることは必至」との話をいただいていたので、質問してみました。
答弁はほぼその方のお話通り。公共施設の工期にまで影響が及ぶ事態になりそうです。それにしても、前回から状況が違ってきているなら、私が質問する前にきちんと説明すべきでしょ！
もうひとつの案件は、これまた難題の公共温泉の件。「さわらび」、「ゆーらく」に重大な不具合が発生したとのこと。老朽化による設備の著しい損傷により、水の供給や源泉のくみ上げができなくなりました。
公共温泉の方向性について、市当局は「さわらび」は民間譲渡（応募がなく、有効利用できない場合は廃止）、「ゆーらく」は地域コミュニティの場として規模を縮小し建設という案を示していますが、これを見直さなければならない状況に陥ってしまいました。よって、９月定例会に予定されていた公共温泉関連の補正予算案提出は見送りとなります。
公共温泉に関しては、９月定例会で陳情が提出される見込みです。議会での判断いかんで市当局は現在の方向性案を大幅に変更する必要があると思います。
駅前再開発にしろ、公共温泉にしろ事態は相当混沌としています。横手市が大きな岐路に立たされた中で、高橋市長には賢明な対応が求められます。
明日は地元町内会館での会議とライオンズクラブ３３２ーF地区ガバナー公式訪問。明後日から９月定例会が始まります。
