良識の府

しっちゃかめっちゃかになっていた衆議院の政治倫理審査会。寺田学氏が立民の筆頭幹事として奮闘していますが、自民党内のガバナンスのなさが露呈していたところに「国会でお決めになることだ」を繰り返していた岸田首相自らが公開で出席するということになりました。ヤケクソになったと思われます。そしたらゴネていた人たちも雪崩を打って出席することになり、最初からそうしろよ!って話です。

参議院では一昨日、政治倫理審査会が開催されました。趣旨説明に立ったのは立民の吉川沙織氏です。

「本院において共に活動している議員について、こうした申し立てを行うことは必ずしも本意ではありません(中略)個々人についてあげつらうのではなく、冷静な審査を行うことで今回の問題の構図を明らかにし、二度とこうした事態を発生させないことにつなげたいと考えております」。“良識の府”たる参議院の本領発揮といった素晴らしい発言だったと思います。

とはいえ、開催方法については今後の協議において決定していきます。衆議院のような混乱を起こすことなく、粛々と開催していただきたいです。これはひとえに参院自民の判断にかかっています。

それにしても、野田元首相の月曜日の衆院予算委での質疑は圧巻でした。「説明責任とは誰のために果たすんですか?国民のために果たすんでしょう!」。格が違います。

3月定例会は今日から本会議が再開され、会派代表質問が行われます。

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