「何もしない」ということ

 絶対エースのダルビッシュが抜け、新監督は指導経験ゼロ。“混パ”とはいえ、正直なところ北海道日本ハムの優勝はない、と私は思っていた。すみません、間違っていました。優勝、おめでとうございます。

 栗山監督が「僕は何もしなかった」と言ったという。それこそが優勝の要因であると思っている。外で長年、野球をみてきても所詮、現場では素人。だからコーチを信頼して指導は任せる。そして、自分は選手との信頼関係構築に努め、我慢して起用する。中田が4番として勝負強さを発揮し、それを稲葉らが支えた。投手陣は先発に抜擢された若手が踏ん張り、盤石のリリーフ陣につなげた。お見事、である。

 「自分はいまの立場でどうすればチーム(組織)をまとめることができるか?」を自らに問いかけ、答えを出す。それこそがトップに立つ人間が最初にやらなければならない事なのだ。

 第3次野田内閣が発足した。この国をまとめるために自分はどうしていくか?、野田首相も自問自答していることだろう。個人的に注目している櫻井充氏が厚生労働副大臣に就任した。医師でもあるので適材適所の人事だ。そして秋田1区選出の寺田学氏も首相補佐官に留任。国のために力を尽くして頂きたいと思う。

 

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