総務文教常任委員会行政視察その②~うきは市~

政令指定都市で九州最大の人口を有する県都・福岡市から高速道路で約1時間という距離にあるうきは市。コロナ下ではマイクロツーリズムという概念がトレンドになったこともあり、観光客の入込数は平時よりも多かったそうです。フルーツ王国としてのPRも熱心。

うきは市では「道の駅うきは」を会場に防災道の駅や豪雨災害を受けての対応といった事項を勉強しました。

道の駅うきはは令和3年に防災道の駅に選定されました。全国で39カ所あるうちのひとつです。平成24年・29年と死傷者を出す豪雨に見舞われたうきは市の避難所、広域支援を含めた防災拠点として機能するべく整備を進めています。来年度は舗装工事、防災倉庫、野営拠点を着工予定とのこと。

私は災害時の避難所としての機能と広域的な復旧などの支援としての機能が両立し得るのか?という疑問を抱きましたが、そこは国と市が持っている敷地内を区分けすることにより可能とのことでした。

過去の豪雨災害を受けての防災体制で印象に残ったのは小学校区を単位とする自治協議会の活動が盛んだということ。自治会の自主防災組織が高齢化や頻繁に役員交代があることからなかなか機能しないという現実を見据え、今後は自治協議会単位で自主防災組織をつくりたいという意向があるようでした。横手市では地区会議が自治協議会に該当します。

また、孤立する可能性のある集落支援については消防団の役割が重要との認識でした。こうして考えると、やはり防災力を高めるためには地域コミュニティが元気であることが実用不可欠と思います。

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