通年議会について

「通年議会」は、会期を一年として、その間に議長の判断で必要に応じて本会議を招集できる制度です。それによって、議会の監視機能や政策立案機能、そして常任委員会等の活動充実化が図られます。

横手市議会では、議会改革推進会議での議論を踏まえて「令和7年5月からの制度導入」を決めています。議会の制度ですから、こちらが主導して条例改正を議員提案でできるのですが、市当局という相手がいますので当然ですがそちらとも十分な調整をしなければなりません。

ということで、小野議長と私、議会事務局で通年議会に対するご理解をいただくために再三にわたって高橋市長側に説明を続けてきました。が、市長は「市職員にこれ以上の負担をかけられない」という理由で断固として反対の姿勢をとり続けました。私たちは、過去の先進議会の視察などで得たヒントからそうしたことを防ぐために、そして寧ろ負担を軽減するための方策も提案しましたが受け入れていただけませんでした。

そうした経緯を踏まえて、先日の全員協議会で議長が5月からの制度導入は困難との認識を示したところです。議長も私も、議長選挙・副議長選挙での所信表明で通年議会について言及していましたので、大変な責任を感じています。任期も残り半年余りとなりましたが、その中で引き続き実現に向けての良い知恵をいただきながら、最大限の努力をしていきたいと思います。

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