企業・団体献金の問題は「そんなこと」なのか?

先日のブログで高市首相の国会答弁を「なかなかだな」と評しましたが、これはダメでしょう。一昨日の党首討論での発言です。「逆襲」とか「切り返した」と書いているマスコミもありますが、私に言わせれば完全な「論点のすり替え」です。台湾有事における答弁もしかりで“軽さ”を感じます。

たしかに国会議員定数の削減は必要です。でも、その実現には国会に議席を持つ各政党・会派の合意を得るのが筋ですし、いま議論している選挙制度改革とも密接に関わるものです。与党だけで強引にやっていい話ではありません。そもそも日本維新の会が与党になりたいがために苦しまぎれに提案してきたものです。

そして、企業・団体献金の規制も定数削減と同じくらい重要なものです。それを「そんなこと」とは・・・これは高市内閣だからではなく、自民党の体質が変わらないということを表してます。

それにしても自民はしたたかだなあと思うのは、維新を離党した会派「改革の会」の3人を自民会派に取り込んだこと。これで衆議院は与党が過半数を回復しました。さらに多数派工作を進めているようです。いまは強気の維新も、いずれ捨てられるかもしれません。

 

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

コメントは受け付けていません。