「先生」という職業

 雄物川高校を皮切りに私の「卒業式出席シーズン」が始まった。同級生や知人のお子さんが卒業生。そして、高校時代の恩師にも20数年ぶりに再会!

 3月は卒業生の涙に心洗われるが、3年の担任をした先生方の涙もなかなか美しいものである。たくさん怒って、たくさん誉めて、一緒に笑って、泣いて・・・教え子を送り出すその瞬間、感極まるものがあるのだろう。「先生」をしている同級生も何人かいるが、その中のひとりとその話をしたときに「やっぱり、オレもウルッとくるんだよなあ」という事を言っていた。

 「先生」はたくさんの教え子を持っているのにも関わらず、退職後もきちんと顔と名前を憶えてくれている。それだけ、心をこめて私たちを教育していたという証だろう。実は私のおじやおばの何人かは、もう退職したが「先生」で、現役の「先生」をしているいとこもいる。おじやおばがそういう仕事をしている関係で、私は逆の意味で「先生」という職業にはつくまい、と決めていた。それでも卒業式に出席する度にこんな仕事も良かったかな~などと思うのである。もう遅いが(笑)

 体罰やいじめ問題、不祥事などで現場の先生が叩かれる昨今。当然、悪いことをしたら厳しく罰せられるべきだが、それよりも多くの先生が情熱を持って、取り組んでいることもマスコミは報道した方がいいと思うのだが。

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