「褒める」ということ

 日曜日。明日に迫った一般質問の推敲作業をしている。原稿は出来たが、あれやこれやと想いを巡らせまとめているところだ。こういった一連の作業の時は議事録をひっぱりだして自分や先輩議員の過去の内容を参考にしているのだが、その中で播磨博一議員が前回質問した「ほめて伸ばす、認めて伸ばす」に目が留まった。

 これは、播磨さんが雄物川に進出した企業の社長と会った際に「市の企業誘致担当の職員の熱意に打たれ、ならばここで!と思った」と言われたことを例に出しながら、不祥事や仕事のミスばかり議会に報告するのではなく、職員の立派な成果というものも(全体に)報告してもらえたらモチベーションのアップにもつながるだろうという趣旨の質問だった。

 とかく、厳しい目を向けられがちな市の職員だが、何度もこのブログで書いているように大半の職員は一所懸命に自分の役割を果たそうとがんばっている。そういえば4月、総務文教常任委員会の行政視察の帰りにこんな事があった。

 秋田空港に降りて横手に戻るまでは市の公用バスで移動した。横手に着き、バスから降りて我々が各々の車(もしくは家族運転の迎えの車)に乗って駐車場を出るまでその公用バスの運転手(非常勤職員)は1台、1台に向かって丁寧にお辞儀をしていたのだ。「バスを使ってもらってありがとう」という意味だろうがとにかく、これを見た時はいい意味で衝撃を受けた。

 実はこの職員は知らない人ではないのだが、それ以来会う機会がない。いま、議事録で播磨さんの質問を読み返してみて今度会ったら絶対声をかけてあげよう!と思った。厳しいことを言う事は絶対必要。そして同時に、「褒める」のも大事ですよね。

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