木・金と新風の会・さきがけの2会派合同で東京へ研修に行ってきた。テーマは農政。安倍政権の下、減反廃止等の政策転換が図られている中で、農林水産省に出向き、担当の方のお話を伺うという内容である。担当されたのは生産局農産部穀物課長で昨年12月に発行された「新たな農業・農村政策が始まります!~4つの改革~」という冊子と「飼料用米の推進について」という資料を使っての説明であった。
あまり細かいことは書かないが、TPPがどういう形で決着しようが、いま日本の農業は危機的状況にある。それを前提として、今以上に“攻めの農業”を行う事が美しい山村を守る手段だという考えと受け取った。飼料用米の推進というのも、米消費量や人口減少傾向の中にあって水田面積を維持する有力な手法であり、全国各地で飼料用米を活用した高付加価値の畜産物をつくる取り組みがなされている。
「猫の目農政」といわれるように、その時代によって、そして政権が変わるたびに(←自民党内での擬似政権交代含む)農業は振り回される。「生きる」ということに最も直結する農業さえグローバル化の波に翻弄されつつある今、秋田の、横手の農政はどうあるべきかという事を考えさせられる貴重な時間であった。
P.S.浅田真央選手、最後は笑顔で終われて良かったですね。金メダルはとれなかったが、自分との闘いには勝ったと思います。万感の演技、ありがとう。お疲れ様でした。