いずれにせよ・・・

 今日はテレビで衆議院予算委員会を少しだけみる機会があった。

 質問者は自民党の若手有望格のふたり。注目したが、追及は甘かった。

 政治とカネをめぐる問題では藤井官房副長官に頑強に否定され、野田財務大臣にそっけなくされ、労働組合との関係を問えば枝野官房長官にかわされ、北朝鮮との二国間協議では前原外務大臣に切り返されていた。ここで、さらに攻め込んでいくのが野党なのだが、反論する言葉を失うと「いずれにせよ・・・」と強引にまとめる場面が目立った。

 気がついたのは、ふたりの質問内容は報道や閣僚の発言の一部分を切り取っていたことだ。これでは、報道が真実かどうか、発言の本質はどこにあるかと逆に問い返されるとグウの音もでない。

 民主党も与党慣れしていないが、自民党も野党慣れしていない。自民党には林芳正さんという参議院議員がいる。たしか菅首相が財務大臣だった頃の参議院予算委員会での菅VS林の議論は見ごたえがあった。レベルが高く、かみあっていた。そんな議論を今国会でも数多く見たいのだが・・・

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