最近、白鵬に対するバッシングが強まっている。きっかけは先場所の千秋楽翌日の記者会見での発言であり、その際に大幅な遅刻をしたこともマスコミの心証を悪くしたのかもしれない。それについては、横綱として大いに反省すべきだろう。
それにしても、昨日の稀勢の里戦における報道はひどいと思う。「注文相撲」、「立ち合いで変化」、「興ざめ」・・・。特に某全国紙はひどかった。「取り組み時間は0秒6 白鵬、これが横綱の相撲か」。そうかなあ?今朝、ニュースでその一番をみたのだが、私には相手をよく見ずに突っ込んできたキセノンの右まわしを取るために、ほんのちょこっと体をずらしたとしか思わなかったんだが。
S新聞さん、わずか0秒6というのなら、逆に秒殺されたキセノンを責めるべきではなかったか?これが横綱の相撲か?と挑発するのなら、他の、そして歴代の横綱はどうだったのか?そうやって「悪者」に仕立て上げ、観客もそれに乗っかるのだから白鵬はますます沈黙する。それよりも、「国技」なのに長らく綱も張れず、賜杯も抱けない日本人力士を叱咤すべきだろう。それが角界のためだと思うけどな・・・