厚生常任委員会行政視察その③~小川村「高齢者雇用と生きがいづくりについて」~

 長野市から車で約40分の小川村。その山奥に「おやき村」がある。

 昭和61年に村やJAの協力によって株式会社小川の庄が設立され、高齢者、特におばあちゃんたちの努力と工夫によって長野県に昔からあった「おやき」を売り出し、最高で年商12億円の企業に成長した。その足跡は各メディアでも採りあげられているのでご存知の方も多いだろう。

 「おやき村」なので、主力商品はおやきなのだが、近年は漬物・釜めしの売り上げも好調なようでその割合は55:45とのこと。ひとつに頼らない商品づくりを行っている。過疎地の村で最盛期には60人ほどの高齢者が生きがいを求めて働く。そこには企業努力と地域の結びつきがあったからだという。あるものに磨きをかける。簡単なようで難しいこの考え方が地域活性化のポイントだ。

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