一般質問を終えて・・・

 44歳になりました。来年の今頃は四捨五入したら50かあ。

 2日間にわたった一般質問が終了した。昨日の午後は議場に緊張感が漂う質疑が繰り広げられた。市長以下、執行部の皆さんの顔色が明らかに変わっていたし。横手かまくらFMでも放送されていたので市民の皆さんもそう感じられたのではないだろうか。

 会派代表、そして一般質問を通して、「(仮称)よこてアリーナ構想」についての議論が多く交わされたのだが、率直な感想は「どうしてもっと歩み寄れないのかなあ」ということ。これは高橋市長が並々ならぬ決意で上程してきた事業。どうしてもこの予算を認めてほしいのならば、議会側から出た意見や質問に対して柔軟な対応(答弁)があってしかるべき。でも、何を申し上げても従来の自らの主張を繰り返すだけだった・・・難しいですね。

 そして、昨日の佐藤誠洋議員の一般質問では執行部の迷走ぶりが改めて浮き彫りになった。解散した大雄振興公社から買い取った資産について、①某企業と交渉した②でも破談になったから入札にかけた③1回目は買い取りの同額で不調④2回目は半額でも不調⑤3回目最低売却価格を設定してようやく成立。そのような経緯をたどり、結果的に約1500万円の売却損を出した責任の所在は?と問うたのだが・・・

 全く答えないんですね、市長も石山副市長も。誠洋さんは「損を出した責任をどうとるのか?」とシンプルな質問をしているのに、答弁があっちいったり、こっちいったり・・・しまいにはもう入札が成立しちゃったのに「(破談になった)企業とは今もつながっています」という頓珍漢な答弁まで飛び出した。これには議場が一瞬騒然となった。だったらなんで入札したのよ・・・

 今朝の地元紙は市長が「心からおわび」した、と報じた。でも、その言葉が出るまで何回誠洋さんは同じことを問うたのか?「大変残念」という他人事のような感想を繰り返した末の「心から・・・」答弁だったじゃないですか!そして、最後まで責任の所在は明らかにせず時間切れ。

 誠洋さんは悔しかったと思う。なぜ、あえて厳しい質問をしたのか。なぜ、わかってくれないのか。一緒に釜の飯を食ってきたからこそ、悔しかったんだと思う。

 長期政権を築いたトップには名参謀がいた。中曽根康弘には後藤田正晴が、小泉純一郎には飯島勲が、そして現在進行形だが安倍晋三には菅義偉が。親分が成し遂げようとする事業を実現するために頭をめぐらし、奔走し、そして時に親分が間違った方向に行こうとしたときは体を張ってそれを諌めた、抑えた。だから政権は安定した。

 明後日からは各常任委員会・分科会です。

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