飲み会にて

 最近、めっきり酒量が落ちてきた私。酒席が三日も続くとなかなかキツイ体になってきた。とはいえ、お酒自体はまだまだ好きなので、昨夜も湯沢高校時代の同級生二人との久々な飲み会へ。

 二人とも肩書は会社の「専務」である。もう少しいえば「跡継ぎ」。若かりし頃はそんな宿命に抗する気持ちもあったらしいが、やはり「継ぐ」大切さを自分なりに理解し、親と同じ道を歩むことにした。でも世代間ギャップでいろいろとある・・・というのが1年かもうちょっと前あたりの飲み会での彼らの話し。

 で、昨夜の話はというと、その世代間ギャップは多分それなりに解消したらしく、ひとりは業種の枠を飛び越えて、もう一人は業界で一歩先を行くプラン(←というかもうアクションの段階)を披露してくれた。「前からやってみたいと構想を練っていたのだ」、「もう、従来のやり方じゃダメなのさ。どんどん時代は変わっていくから」。

 行政もいろいろと地元企業が生き残るための支援策を講じているが、ふたりの会話にはそういう話は出てこない。唯一、「補助金」という言葉が出てきたが、それだって「頼る」というより「活用する」というニュアンスだった。最初から行政に頼るような商売はしたくないという気概。なかなかじゃないか!と思った夜だった。

 以前も書いたような記憶があるが、突き詰めると福祉や医療といった住民の命を守ることが行政の役割。それと教育。そしてあらゆる分野、仕事でがんばっている人たちの後押しをすることだ。行政の商工部門(これからは農業もかな?)はその後押し、応援をするところ。

 「あれも、これも」ではなく、「あれか、これか」という時代に入ってきている。そんな時代に沿った姿勢だった彼らを同級生という事を差し引いても、誇らしく思ったのであった。

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