産業建設常任委員会協議会

 先の3月定例会で焦点となった「よこて農業創生大学事業」。昨日はそれを議題として、産業建設常任委員会協議会を開催した。

 まずは現地視察。実験農場(新町エリア)

 そして、予算を予備費にまわした舞台である旧大雄中学校(狐塚エリア)。

 視察後、敷地内にある大雄コミュニティ交流センターで意見交換を行った。3月定例会で議会側から出された様々な疑問に対して、今の時点で当局がどう対応しているのかの説明があり、質疑応答へ。各委員からは
●研修生に費用負担が発生しないのは逆に厳しさに欠け、就農につながらないのでは?
●先進農家での研修義務付けを!
●まず、地元(大雄)が盛り上がらないといけない
●研修生が“地元に残る”という条件をつけるべき
●なぜ、狐塚エリアでなければならないのか!の強いメッセージが足りない
●種苗センター機能の指定管理先に見込むJAが損しないような仕組みづくりを!
●「販売」の視点をもっと重要視すべき
●2年間の研修期間の中できっちりとしたカリキュラムでレベルアップさせてほしい
●新町エリアで実績を出してから狐塚エリアの検討を始めたほうが良いのではないか
といった意見が出された。

 昨日は全体的に研修についての質問や意見が多かったように思う。この事業の目的は後継者育成と農家所得の向上であり、そのためには研修機能の充実は欠かせないし、最終的に研修生が地元で就農してくれないと本末転倒。各委員にはそういう点での危惧があったように思う。

 当局は今年度中には狐塚エリアに関した補正予算を提案したいという意向。なお一層、地元や農家、そして議会の理解を得るべく意見交換の機会を重ねてほしい。この事業自体は意義のあるものだから。

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