さらば国会

私宛ての封書が届いた。差出人は「江口克彦」さん。おおさか維新の会の参議院議員である。開けてみると、政界引退の挨拶状であった。

江口氏とは面識がない。しかしながら、松下幸之助に師事した氏の政治理念の一丁目一番地は地域主権型道州制の実現であり、江口氏はいなかったが、仙台での勉強会に私が出席したりしていたので、何かのタイミングで存在を知ったのだろう。丁寧な人である。

この夏、任期満了で国会を去る人の中で私が関心を寄せていた参議院議員がいる。松田公太氏。タリーズコーヒージャパンの創業者である。「是々非々」を掲げ、政局ではない、政策本位の政治を目指し、奮闘してきたが現実は厳しかった。しかし、参院選不出馬を表明したのであり、引退ではない。まだ40代、力を蓄えて政界に戻ってきてほしいと思う。

江口氏も松田氏も参議院一期の国会生活だった。そのスタートはみんなの党である。そういう意味でこんな有能な人材を6年で終わらせる結果をつくってしまった渡辺喜美氏に改めて憤りを覚える。

みんなの党は新自由主義路線であった。その点で私の思想とは基本的に違うが、江口氏の地域主権型道州制や松田氏の是々非々といった姿勢は相通じる部分でもあった。

6月定例会は明日から一般質問です。遠忠さん、加藤さん、孝さんと初日に論客が揃ったようです。楽しみです。

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