合同研修会~初日~

 全若東北ブロック総会の後は県内若手政治家ネットワークとの合同研修会を二日がかりで行った。「県内若手政治家ネットワーク」とは、45歳までの国会議員、首長、県議、市町村議からなる集まりで、特に規約等の定めのない緩やかな組織である。私と後藤健・大仙市議が便宜上、代表呼びかけ人となっていて、事務局的な部分は奥山豊和議員がやってくれている。横手市では他に高橋大市長と高橋聖悟議員がメンバーである。

 合同研修会初日のメニューは講演×2。まずは秋田テレビ報道制作局制作部の佐藤真弓専任部長の「ふるさと再発見~報道制作からみた秋田~」。

 2ヶ月に1回の割合で放送している「あきた人物伝」。佐藤氏は秋田出身の偉人の生きざまをとおして、ふるさと秋田を見つめ直すという番組をつくっている。先人たちに学ぶ意義は2つあるという。それは「いかに生きるべきか」と「何を大切にすべきか」。

 番組に登場する秋田の偉人は初めて聞く名前が多かった。刺し子作家、クラウン英和辞典の編集者、川村学園の創立者・・・。誰もが知るような大活躍をした、というよりも一つの世界、一つの道を追求し、事を成しえたという印象が強い人たちばかりである。

 閉塞感漂う秋田。ややもすれば、言い訳ばかりになりがちの私たちだが、地味ながらもその世界で認められた先人がたくさんいた、という事実に勇気づけられるし、それを発掘した佐藤氏の努力に頭が下がる。「歴史こそ、人生の最大の教科書」。大学時代のある教授の一言がよみがえった講演であった。

 講演2つめはNTTドコモ法人ビジネス本部メディカルICT推進室の福井克彦担当部長による「地域医療・地域福祉におけるメディカルICTの可能性について」

 行政が「あれもこれも」から「あれかこれか」と政策を厳選しなければならないこれからにおいても、福祉や医療は行政が担っていかなければならない分野である。だからこそ、その必要性はますます高まっていくし、その分、課題や要望も多くなってくる。そういったもの、例えば「待ち時間の短縮」、「都心部の大病院の医師の診察を受けたい」、「電子カルテをいつでもどこでも見たい」をICTを駆使して解決に導くことができるその可能性についてのお話。

 率直な感想は「へ~、そこまで進んでいるのか」という単純なものだったが、このICT、翌日の講演でも違う形で登場してくるのであった。

 2日目の話は次回!

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