108年ぶり!

 MLBのワールドシリーズはシカゴ・カブスが4勝3敗で制し、なんと108年ぶりに頂点に立った。108年ぶり。日本はまだ明治時代である。昨日はBSで途中まで第7戦を観ていたが、まさに激闘だった。なんせクリーブランド・インディアンスも68年ぶりの世界一を目指していたので、選手はもちろん、ファンの熱狂ぶりもすごかった。68年ぶり・・・終戦直後である。

 私はMLBに関してはあまり詳しくはないのだが、今年のポストシーズンは結構BSで観る機会があった。その中で「いい選手だな」と思ったのはカブスのジョン・レスター投手。193㎝の長身からキレのあるボールをストレート、カットボール、カーブ、チェンジアップの組み合わせで投げる。何よりもコントロールがいい。私好みのサウスポーだ。最終戦はリリーフにも回り、3イニングを投げ抜いた。カブス世界一の立役者といっても過言ではないだろう。

 それから、第6戦の中継の時に知ったのだが、インディアンスのホームタウンであるクリーブランドではこの日、NBAのクリーブランド・キャバリアーズの試合があったのだが、開始時間を普段より早めてインディアンスの試合も市民が観戦できるような配慮をしたそう。さらにその日は有名ロックバンド(←具体的なバンド名は言わなかった)が公演を行う予定だったのだが、「また(クリーブランドに)帰ってくるぜ」というセリフを残して中止にしたそうだ。まさにロックである。

 この一連の流れは誰かがまとめたのか、それとも自然発生的なものだったのかはわからないが、これがアメリカの良き文化なのだろう。横手市も最近、イベントが重なる日が多くなってきており、大変良いことなのだが一方で“統一感の欠如”という悩ましい課題も出つつある。このようなアメリカにおける良き文化を醸成していくことも大事なのかもしれない。

 

 

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

コメントは受け付けていません。