共に笑い、共に泣き

 石山米男議長が亡くなられた。

 議長とのお付き合いはもちろん、私が議員になった時からであり、約1年半余りという短い期間であった。しかし、その間、「政治とは何か、行政とは何か」という事について、たくさんの事を教えて頂いた。

 一番、思い出に残っている会話がある。それは、「青山、地方自治の“あるべき姿”は何だと思う?」と問いかけられた時だ。私が教えを請うと、議長はこう言った。「住民が出生届けを出した時に共に喜んでくれる。そして、死亡届けの際は、共に悲しみ、泣いてくれる。そんな職員がいる自治体。それが理想であり、かつ“あるべき姿”だ」。旧増田町長を務められていただけに、非常に重みのある言葉だった。

 合併によって大きくなった横手市。ややもすれば、その弊害として行政と住民の距離が遠くなってしまうのではないか。そんな心配を議長はしていた。お亡くなりになった今、私たち議員は天国でも心配しているであろう議長に安心して頂く努力を続けていかなければならないと思う。

 議長、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。謹んでご冥福をお祈り致します。

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