災害時における情報発信

  今年も9月に母校・東北学院の同窓会県南支部総会を開催する。今回は用事が重なって打ち合わせに出席できていなかったが、今日は都合がついたので案内状の郵送準備作業に参加した。


 母校といえば、先日の仙台市長選でOGの元衆議院議員・郡和子氏が初当選した。次点もOBの菅原裕典氏で、いわば“学院対決”を郡氏が制した。東北放送の元アナウンサーで知名度バツグンの郡氏が無党派層の支持で圧倒し、菅原氏の猛追を振り切ったという構図だったようだ。東北の首都・仙台の舵取りをしっかりと行っていただきたいと思う。

 さて、昨日は午後から全員協議会(行政課題説明会)が開催された。予定されていた案件の前に当然のごとく、今回の豪雨災害についての説明が危機管理課からあった。いろいろと質疑があったが、前回のブログで少し触れた情報発信について、私と同じような疑問を持った議員もやはりいた。

 まず、横手かまくらFMが「防災ラジオ」に切り替わらなかった。ある方から指摘を受け私は直接、かまくらFMに問い合わせをしたのだが、「避難指示が出た段階で緊急割り込み放送がある」という答えだった。そうなのか、とその時は納得したのだが、後で加藤勝義議員の「複数の避難勧告が出ると割り込みが入る」というブログを読んでビックリした。確認してみると、危機管理課・秘書広報課作成の「横手市の災害時における情報伝達について」という資料にはたしかにそう書いてあった。自らが作成した文書なのに、残念ながらそれを把握していなかった、ということになる。

 また、市のHPやFacebookによる情報伝達も遅く、回数も少なかった。内容も不足していたように思う。避難勧告が解除されてもそのままだだったり、避難所の記載もなかった。土砂災害警戒情報が出ていたが、その土砂災害警戒区域とはどこなのか?等々。慌てて間違ったものは出せないという認識でそうなったかもしれないし、「そんなことを言われても・・・」と思われるかもしれないが、災害時に市民が知りたいのは「情報」である。今一度、災害時における情報発信(広報)体制の検証をし、改善すべきところは直していってほしいと思う。前回も書いたが担当者が懸命にがんばっていたことは理解してるので・・・

 昨日の地元紙一面に横手市長選に関して、「元職・五十嵐氏出馬へ」の記事が載った。ご本人のコメントとして「現在の市政は場当たり的」と指摘されている。市長を退任されてからは「フリーランス」を自称していた五十嵐氏だが、この4年間きちんと市政を注視していたんだろうなと感じた。
 立候補の意思を固めたことに、まずは敬意を表します。

P.S.今回の豪雨災害発生中と事後において、門脇光浩・仙北市長は自身のFacebookで幾度も地域の状況と対応について投稿していた。陣頭指揮の最中で忙しかったと思うが、自ら情報を発信することの大切さを門脇市長は理解されているのだと思う。トップからのメッセージは仙北市民に信頼と安心感を与えたことだろう。

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