今日の一般質問から 

 猛烈な勢いの台風21号が北上しています。秋田県には今夜遅くから未明にかけて最接近とのことで、果樹等への被害が心配されます・・・

 さて、9月定例会は今日から一般質問が始まりました。3名の議員が登壇したのですが、先日の行政課題説明会で示された「横手市の施設展望(グランドデザイン)」と「組織機構再編」が共通のテーマでした。質疑を聴いての感想を書きます。

 まず、当局の相変わらずのスケジュール感の拙速さ。例えばJR横手駅東口の公共施設の内容を早ければ12月、遅くとも年度内には固めたいという答弁がありました。そして、組織機構再編は来年度に移行ですから12月定例会に提案してきます(←先日の行政課題説明会より)。議会や市民の皆さんと議論を重ね・・・と言いますが、そんな時間をどうやってつくるのか?市のたたき台を説明することに終始したものにならないのか?「ワークショップを・・・」という発言もありましたが、やり方を知っているのか?危惧しています。

 施設展望で示された財政シミュレーションを含んだたたき台は必ずしも全てやるという前提ではないという高橋市長の答弁でした。好意的に解釈すれば前回のアリーナ構想の提案の仕方の失敗から学んで、虚心坦懐に議論しましょう!ということだと思います。それならば、じっくりと話し合う「時間」が必要です。議会としても市民の皆さんの意見をお聴きする機会を設けたりというような能動的な動きが必要になってくるので、それをしないうちに3月定例会に具体的な予算を出してくるのはやめてほしいと思います。

 組織機構再編案はやはり、現場の声を聴かないままつくった案だということが判明しました。いま、その作業をやっているそうです。順序が逆じゃないですか。現場の意見を反映しない案なんて机上の空論に過ぎません。申し訳ないけど。現場の意見を聴き、これから議会と市民の声を反映するならば、行政課題説明会で示された案はまるっきり形を変えたものになっても構わないということだと受け止めさせていただきます。

 議会と市民の皆さんの意見を聴く。という言葉が今日、頻繁に出ました。勘違いしてほしくないのは当局が考えている案を説明して、納得してもらうことが目的ではないということです。当局、議会、そして市民の皆さんのより良いトライアングルの関係で成案を導きましょうよ!だから、時間が必要なんです。拙速な動きをしたら、また同じことの繰り返しになりますよ。

 今日は広聴分科会もありました。議会報告会・意見交換会、Y8サミット、子育て世代との懇談会について充実した話し合いができました。

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