102億円の経済効果

 昨日は、昨秋開催された県種苗交換会の総括というべき、「横手市協賛事業実行委員会総会」が南庁舎であった。ご承知のとおり、来場者は交換会史上2番目の108万人を記録し、秋のにぎわいイベントに大きな貢献をしたことは記憶に新しい。

 さて、今までこの交換会は経済効果の測定をしてこなかったらしいが、今回初めてフィディア総研による測定が行われた。他自治体と比較して、交流人口増加に前向きに取り組んでいる横手市ならではの試みだと思う。昨日、発表された数字は経済効果102億円。租税増大効果1億4800万円という、「一昨年の大曲の花火大会に匹敵する数字」だったという。こうして数字であらわされれば、イベントの必要性が改めてわかる。

 また、フィディア総研の調査によれば交換会に初めて来場した方が全体の25%(農業関係者だけでなく、一般の方々も来たということ。工夫をこらした演出が評価された)、岩手県をはじめとする県外からの来場が20%(横手の立地の有利さ)という数字も発表された。この数字も今後のイベント開催時の戦略策定に役立つものだ。

 ただ、今日の地元紙には宿泊客が少なかったという記事もあった。これが「県」規模のイベントの残念な部分である。だからこそ、「全国」、「東日本」、「東北」規模のイベントやコンベンションが必要になってくるのだ。といっても、すばらしい種苗交換会であった。関係者の方々のご努力に深く敬意を表したい。

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