一昨日、昨日と全若東北ブロックの総会・研修会に行ってきました。会場は4年ぶりの訪問となる福島県富岡町。くどいようですが、OBの私はブロック顧問ならびに賛助会員という立場での出席です。初日は戦没者追悼式→戦没者遺族地方大会の後に出発したので研修①には間に合わず、総会も15分ほど遅れて出席しました。
二日目の研修②は被災地・富岡町の現状と復興状況を現地視察。では、写真で振り返ります。
帰還困難区域。正直、復興を語る以前に原状回復すらままならないという現実を再認識しました。
ただ、インフラ整備は着々と進んでいて、下水道関係や旧夜ノ森駅を橋上駅舎にする工事が始まっています。
フレコンパックの仮置き場。おびただしい数の除去土壌や特定廃棄物が置かれています。
環境省が運営する特定廃棄物埋立情報館「リプルンふくしま」。埋立処分事業の内容や安全確保の取り組み、処分の進捗状況などを公開しています。
車で5分ほどの埋立処分施設も視察しましたが、SNSへのUPは禁止でしたので省略します。
富岡町で唯一の商業施設「さくらモールとみおか」。公設民営でスーパー、ドラッグストア、ホームセンター、3店舗からなるフードコートが入居しています。ここで昼食をとりましたが、賑わっていました。
東京電力が原発事故からの反省と教訓を込めてつくった「東京電力廃炉資料館」。
震災前に1万6000人ほどの人口だった富岡町ですが、大部分が避難指示解除となってもまだ居住者が1000人という現状です。しかも、そのうちの半分は復興工事関係の方々です。岩手や宮城とはやはり状況が違います。福島の“現実”をまざまざと見せつけられた研修でした。
3週連続の出張が終わりました。来週はビッチリ地元にいる予定ですが、再来週は議会改革推進会議の視察研修で福島県と宮城県です。