我孫子市は春のような天気だった。上野駅から電車で約40分。人口13万人という、東京のベッドタウンである。箱根駅伝の常連になりつつある中央学院大学はここにある。
先にブログで書いたとおり、我孫子市議会は本会議のみならず、委員会もネットでライブ・録画中継をしている。これは、千葉県内では唯一の取り組み。始まったのが昨年9月議会。話が持ち上がったのが、平成19年7月というから、まさに4年の歳月をかけて実現にこぎつけたそうだ。
横手市議会は同時に4つの委員会が開かれるが、我孫子市議会は1日に1委員会の開催というしくみになっている。おそらく、横手市議会で委員会中継をやるとしたら、我孫子市議会のような形にすることが前提条件となる。
議会広報面以外に、議会改革に関するお話も聞いた。会派代表質問、一問一答方式、反問権、採決表示システムの導入・・・。議会基本条例がないのにも関わらず、様々なものに取り組む姿勢は大いに参考になった。
翌日は東京・千代田区にある全国市議会議長会を訪問。ここで、全国の市議会広報誌(紙)を見せて頂きながら、最近のトレンドをお聞きした。さいたま市議会や兵庫県の三田市議会などは「これが議会だより?」と思うような斬新なものをつくっている。もしかして、事務局主導だったり、業者に委託しているのかもしれないが、横手市議会の議会だよりもまだまだ工夫の余地はあるのだなと率直に感じた。