3月定例会は昨日が最終日でした。市当局提案の議案を全て可決、陳情1件を不採択、そして議会案2件を可決して閉会しました。
3つの分科会審査で賛否が割れた来年度の一般会計当初予算案は、賛成18:反対5でした。私は賛成しましたが、全会一致とならなかった結果を受け止めながら事業執行してほしいと思います。
議会案の一つは加藤勝義・産業建設常任委員長が提出した附帯決議案。これは、新型コロナウィルス対策として2月臨時会で可決した緊急持続化支援事業の適用条件が厳しいために、実績が見込みよりも大きく下回っているという状況を受けての提案です。私も本会議での当初予算案審議で指摘をしていました。ということで、“真に事業者に寄り添った支援”となるよう求めた決議案を全員が賛成しました。
もう一つは塩田勉議員が提出した「高橋大市長に対する問責決議案」。民間譲渡した温泉施設のうち3つが市に返還され休館中という“結果責任”を問うもので、これは賛成14:反対9でした。
この件について、高橋市長は「市民と議会と協議を重ねることで責任を果たす」というスタンスですが、それは温泉問題に限らず市政運営全般において当たり前の話。私が市長なら給与の減額といった一定のけじめはつけます。政治家としての責任の取り方は自身がお決めになることですが、「問責決議」は議会に与えられた権利ですので、私は賛成しました。
市政の課題は山積していますが、中でも「新型コロナ対策・大雪被害からの復旧・大型公共施設整備・公共温泉問題」は4点セットというべき大きなものです。新年度に入っても、この課題に議会として向き合っていきます。