4名の立候補者で争われた自民党総裁選。昨日、議員投票・開票が行われ、岸田文雄前政調会長が勝利し、第100代の内閣総理大臣に就任することが確実となりました。
党員・党友による地方票では河野太郎・行政改革担当相が他候補を引き離してトップでしたが、国会議員票で岸田氏が逆転。決選投票でも地方票=河野氏、議員票=岸田氏の構図は変わりませんでした。「誰がリーダーにふさわしいか」という視点で選んだ党員・党友に対し、国会議員の皆さんは「この人だけはダメ」という視点だったというのが私の率直な感想です。
岸田氏は宏池会のホープとして、早くから期待されていました。「生まれ変わった自民党を国民に示す」と語りましたが、背後にいると思われる“A”の方々に忖度せずに“岸田色”を出すことができるのか?安定感はあるが、突破力に欠けると評される岸田氏の今後の手腕を注視していきたいと思います。