スポーツの中に人生がある

 ロンドン五輪は開幕したばかりだが、男女のサッカー、女子バレーボールが最先の良いスタートを切り、女子重量挙げと男子柔道で銀メダル、男子競泳で銅メダル獲得と早くも盛り上がっている。

 銀メダルの三宅宏実選手と平岡拓晃選手は前回の北京での悔しさを力に変えた。銅メダルの高校生・萩野公介選手の泳ぎには早くも次回の金メダルを期待させられる。一方で金メダルが有望視された女子柔道の福見友子選手は残念ながら5位。しかし、五輪出場までの長い道のりを乗り越え、立派に戦った姿に拍手を送りたい。

 (アマチュアの)スポーツ選手にとって五輪は最高の大舞台。そこには4年間のいや、人生を賭けた壮絶なドラマがある。今朝の地元紙に掲載されたある本の書評の中に「スポーツは人生の中にあるのではなく、スポーツの中に人生がある」という文言があった。選手のひたむきな姿に涙腺が緩む毎日になりそうだ。

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