もはや議論の余地はないのか?

今日の午前は某地区の買物支援で動こうとしている方のお宅にお伺いしました。本題以外にもいろいろとお話を聞けて良かったです。微力ながらもお手伝いできれば。

午後は本庁舎に登庁。来週開会する6月定例会の議案説明会、行政課題説明会、広報分科会に出席しました。

行政課題説明会の案件は「公共温泉施設の方向性(案)について」。市民の皆さんの中で関心が高い温泉問題。平成30年に6施設が民間譲渡、3施設が直営継続となって以降、民間譲渡された施設が次々と業績不振で市に返還され、休館しています。それを受けて市当局は市民アンケートや各種データをもとに今後の方向性案を打ち出しました。

それは、①ゆっぷる、さくら荘、鶴ヶ池荘は市が関与を継続②ゆーらくは地域コミュニティの場として規模を縮小して新設③ゆとりおん大雄、さわらび、大森健康温泉は民間譲渡を目指し応募もなく、その他の有効活用策が見いだせない場合は廃止という3パターンに分けられます。

先月、市当局はその案を携えて市内9会場で市民との意見交換会を開催したのですが、特に現在営業をしているのにも関わらず③に位置付けられた地域から猛反発の声が上がったようです。その他にも各会場で様々な意見が出され、今日はそれを踏まえての議会への説明ということで、何らかの軌道修正が図られたのかなと思っていたのですが、ふたを開けてみたら従来と何ら変わらないものが再度示されました。

どうやらこれは担当部署がどうのこうのではなく、高橋市長の強い意向のようです。今日は市長ご自身が質疑(←私も質問しました)に対する答弁を行いましたが、関連議案上程までこの方向性案で押し通すようです。

この課題について、私は市が関与するにしろ、民間に譲渡するにしろ、全ての施設をイコールコンディション、要するに同じ土俵に上げて進めた方が良いと考えます。そうしなければ不要な地域感情、対立、そして不公平感が生じてしまうからです。

もちろん、これが正しいかどうかはわからないし、各議員も市民の皆さんもそれぞれの考えをお持ちだと思います。しかし、今日明らかになった市長の姿勢は「意見としては聞いておくがもはや変わることはありませんよ」という意思表示だと受け止めました。もう議論の余地はないんですかね。

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